ポートフォリオ制作は想像以上に大変だった|何度もやり直した話

2026.06.18
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ポートフォリオ制作は想像以上に大変だった|何度もやり直した話

「チュートリアルが理解できているから、ポートフォリオも作れるだろう」——そう思っていた自分が、複数の制作物を積み重ねる中で何度も詰まり、作り直した経験を正直に書きます。

はじめに

プログラミング学習を始めた頃、ポートフォリオ制作を少し甘く考えていました。

ここでいうポートフォリオとは、スクールのカリキュラムで作った課題作品や、学習の中で個人的に作った複数のアプリ・サイトをまとめたものです。1つの大作を作るというより、学習を進める中で生まれた制作物を積み重ねていくイメージでした。チュートリアルを進めている間は理解できている気がしていたので、「ポートフォリオもなんとか作れるだろう」と思っていたんです。

実際は全く違いました。プログラミング学習の中で一番苦労したのが、この制作物を一つひとつ作り上げていく過程だったかもしれません。

今回は、実際に制作する中で詰まったこと、何度もやり直した経験を正直に書きます。


この記事でわかること

  • チュートリアルと自作の違いで最初につまずいた理由
  • アイデア決めで何日も悩んだ話
  • 設計を軽視して後で苦しんだ経験
  • 大きくやり直した判断と、その後の成長

チュートリアルと自作は別物だった

学習中は、教材に沿ってアプリを作ります。手順が用意されていて、エラーが出ても調べれば解決できる。「言われた通りに作る」という感覚でした。

スクールのカリキュラムを離れて自分で作品を作る段階に入ると、状況が変わりました。

何を作るのか。どんな機能を付けるのか。どう設計するのか——全部自分で決めなければいけません。

「チュートリアルで一通り理解した」と思っていたのは、実は「誰かが決めた道筋を歩いただけ」だったと気づきました。自分で道を作る経験は、それとは全く別のスキルでした。最初のつまずきはここでした。


作りたいものが決まらなかった

意外だったのは、技術より先にアイデアで悩んだことです。

何を作れば良いのかわからない。他の人と同じようなアプリになってしまう気がする。本当に需要があるのか——そんなことばかり考えていました。

「未経験エンジニアの作品例」を検索すると、ToDoアプリやSNSクローンが大量に出てきます。それを見て「これと同じだったら意味がないかも」と感じて、また考え直す。気づけば、コードを書く前に何日も悩んでいました。

今思うと、最初から完璧な差別化を目指す必要はなかったです。同じテーマでも「自分が実際に困っていたこと」を解決するアプリにすれば、それだけで動機が伝わる。当時はそこまで考えられていませんでした。


設計を軽く考えていた

当時の自分は、とにかく実装したくて仕方ありませんでした。アイデアが決まった瞬間、設計をほとんど考えずに開発を始めてしまいました。結果として後から大変なことになります。機能を追加しようとすると既存のコードに引っかかる。一つ修正すると別の場所が壊れる。同じような処理を何度も別の場所に書いている——いわゆる「動いているけど崩れそうな状態」でした。

特に痛かったのは、Controllerに全部の処理を書いてしまっていたことです。バリデーション・ビジネスロジック・データ取得が全部一つのメソッドに詰め込まれていて、後から手を入れるたびに別の不具合が出てくる。今振り返ると、最初に簡単でも設計図を作っておけば、この苦労は減らせたはずでした。


エラー地獄が始まった

Laravelで作品を作っていると、予想外のエラーに何度も遭遇しました。

画面が真っ白になる。500エラーが出る。データが保存されない。ルーティングがおかしい——最初は何時間調べても原因がわかりませんでした。

特に苦戦したのは、リレーション周りのエラーでした。Modelの関連付けが間違っていて、データを取得しようとすると延々とエラーが出る。エラーメッセージを読んでも何を言っているのかわからず、検索して、試して、また別のエラーが出る——このループに何度も入りました。

ただ、この経験のおかげで「エラーメッセージを読む力」「原因を絞り込んで調べる力」はかなり身についたと思います。当時はしんどかったですが、今になって振り返ると、あの時間が一番技術力を伸ばしてくれた期間でした。


一つの作品を大きく作り直した

制作物の一つで、途中から大きく作り直したこともありました。機能を追加するたびに別の場所が壊れる状態が続いて、これ以上続けても限界があると感じたからです。せっかく時間をかけて作ったものを消すのは、正直かなり勇気がいりました。一度ゼロから設計を考え直して、テーブル構成を整理し、Controllerの責務を分けてから作り直しました。当時はかなり落ち込みましたが、結果的にはやり直して良かったと思っています。次に別の作品を作るときには、どこに気をつければいいかが見えていました。


完成した時より成長できたことが大きかった

それぞれの制作物が完成したときは、もちろん嬉しかったです。

でもそれ以上に大きかったのは、複数の作品を作る過程で得られた経験でした。

仕様を考える力。詰まったときに調査する力。問題を切り分けて解決する力——チュートリアルだけをこなしていたら、これらの力はつかなかったと思います。

1つ作るたびに「今度はこうしよう」という改善点が見えてきて、次の作品では少し設計がうまくなる。そうやって複数の制作物を積み重ねていく中で、技術力と判断力が少しずつ育っていった感覚があります。あの過程がなければ、実際の案件で似たような問題に出会ったとき、対応できなかったと思います。


今からポートフォリオを作る人へ

もしこれからポートフォリオとして複数の制作物を作るなら、最初から完璧を目指さなくていいと思います。

自分自身、何度も失敗しました。やり直しも経験しました。それでも一つひとつ、少しずつ形になっていきました。

詰まった経験の方が、後々役に立っています。エラーで詰まる・設計で失敗する・アイデアで悩む——これらは無駄な時間ではなく、後で実務に活きてくる時間です。

ただ一つだけアドバイスするなら、実装を始める前に簡単な設計だけは考えておくことです。テーブル構成・主要な機能の流れだけでも事前に整理しておけば、自分が経験した「後から崩れる」苦労は減らせると思います。


まとめ

複数の制作物を積み重ねてポートフォリオを作っていく過程は、想像していた以上に大変でした。

アイデアに悩み、設計に悩み、エラーに悩みました。何度もやり直しました。

それでも、あの経験があったから今の自分があると思っています。これからポートフォリオ制作に挑戦する人は、詰まることを前提に取り組んでみてください。きっとその経験が、後々の成長につながるはずです。


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